SIRの理解を深めよう!【Serving It Right】

カナダ生活

こんにちは、たんみか🌻です。

本日はBC州でアルコールを扱っている飲食店で
サーバー、またはバーテンダーとして勤務する時に
取得必須なSIR(Serving it right)の抑えるべきポイントについてまとめていきたいと思います!

この記事は

🌻SIRの理解を深めたいけど英語じゃいまいちよく分からない
🌻カナダでアルコールを扱う飲食店で働く時の注意事項を知りたい




という方向けに執筆しています。


それでは早速本編参りましょう!!

 

 

 

 

SIR(Serving It Right)とは?

 

SIRとは?について詳しくは別記事にてまとめているのでよければ
下記記事をご覧ください。

【カナダ・ワーホリ】Serving It Right(SIR)とは?

しかし、こちらの記事は
”SIR資格取得の為だけ”のチップを書いているのみで
最終的には

試験は制限時間ないからググっちゃえ!


なんてことを過去の私は書いております、、。

が!
カナダで飲食店経営するにあたり
再度勉強をし直した時に資格取得だけでなく
しっかりとした知識を身に着けておくべき
と感じ今回日本語でまとめることにしました。

テスト受験するページに
勉強できるオンラインコースが無料で閲覧することが可能なのですが、
今回はそのコースに基づき、
”最低限これは働く上で知っておいた方が良いな”
大事だと思う部分のみを簡潔に書いています。

またルールや記載事項は予告なく変わる可能性が大なので
最新情報はご自身でも確認お願いします。

 

 

お酒を提供する側の責任【これが1番重要です】

お酒を提供する側として
お客さんがどれだけ飲酒しているか
どの程度酔っぱらっているか
安全に家まで帰れるか

という点の責任をとる必要があります。

お酒を提供する飲食店は必ずリカーライセンスというものを
取得する義務があり、
定められた時間内のみにお酒の提供が許可されています。

どれ位飲むと飲みすぎになるの?

 

Canada’s Low-Risk Alcohol Drinking Guidlinesによると
長期間の健康被害のリスクを減らすためには
男性は週に15杯以内(1日に3杯以内)
女性は週に10杯以内(1日に2杯以内)と推奨されています。


 

アルコールを扱う上での責任

お酒を飲む上で違法、またはリスクのある方がコチラ

〇妊娠中
〇未成年(18歳以下)
〇ドライバー
〇エナジードリンクを飲んでいる
〇ウィード(マリファナ)を吸っている

 

 

未成年飲酒(18歳以下)


カナダでは未成年飲酒に関して日本よりも厳しく、
例え店側が未成年だと知らずお酒を提供してしまったとしても
店側も責任をとる必要があります。

なのでもし、

未成年かな?

と少しでも疑う余地がある場合は
必ず2つのID提示を求めましょう。


BC州のリカーストアで働いている人から聞いた話しですが、
”30歳以下に見える人には全員ID確認を”
というマニュアルがあると言っていました。


1つ目は写真付きの政府発行のID(免許証やパスポート、保険証など)で
名前、生年月日、写真付きの物を、
2つ目は上記ID、またはクレジットカードで名前と署名、
または写真付きIDは内容をしっかり読めて写真と本人が同一人物であることを認識出来れば
期限切れのIDでも使う事が出来ます。

カナダは19歳からお酒を飲酒することが可能です。
お酒を提供する為には提供する側(サーバー)も19歳以上である必要があります。

IDの提示が出来ない、偽物やその他疑う点があれば入店拒否をする必要があります。
2つのIDを提示されても確証が得られない場合は3枚目のID提示を求めることが出来ます。
他にも本人かどうかの確認方法として

〇サインを書いてもらいIDカードと見比べる
〇話している最中のボディーランゲージや振る舞いから嘘をついていないかを見る

などなど探偵の様なことを時にはする必要があるのです。


ただここで言いたいのは
アルコール提供というのは責任が伴う仕事
という事を認識して貰いたいです。


 

酔いが回っているお客さんへのお酒提供

サーバーやバーテンダーは既にお客さんが酔っぱらっていると判断したら
お客さんがお酒を注文したとしても断る必要があります。
飲み過ぎたと感じた場合もお酒の提供を止める義務があります。
または、
入店時に既に酔っぱらっている場合はそのお客さんの為にも、
店の為にも、他のお客さんの為に入店拒否をする必要があります。

 

 

お客さんが酔っぱらってしまった時に店側がとるべき行動

お酒を提供し、お客さんがお酒を飲んだ時点で
お客さんを安全に家へ帰るまでが私たちの責任となります。

酔っぱらってしまう前にお酒の提供を断る必要がありますが、
もし酔っぱらってしまった場合は
そのお客さんに家まで安全に帰れる術があるかを必ず確認しましょう。
例)〇酔っぱらっていない一緒に来ていた友人、家族が運転する
  〇誰かが迎えに来る など、、。

もしその様な方法が無く、
自分で運転して帰るといった場合はタクシーをそのお客さんの為に呼びます。

自分で運転して帰ると言い張った場合でも
安全に家へ帰ることが出来ないだろうと店側が判断した場合は、
タクシーに乗る様にお客さんを説得する、酔いが覚めるまで休める場所に移動してもらう必要があります。

それでも今すぐ自分で運転して帰るというなら、、、


警察を呼びましょう。

 


警察、、?
そんな大事にする?
と思う方もいるかと思いますが
そうなんです、それほど大事であり
お酒を提供した身として
お客さんを安全に家まで送るという義務が発生することを覚えておきましょう!


また酔っぱらったお客さん以外にも
入店している他のお客さんの安全も守る義務があります。
問題が起きる前に未然に防ぐ必要がある。

どれ位飲んでいたかを知らなかったは言い訳になりません。
経過観察をしっかり行い、
タクシーを呼んだら乗るとこまでしっかり見送りをしましょう。

 

酔っぱらっているか確認する方法

日本だと運転手は飲酒禁止ですが、
実はカナダでは少量の飲酒はドライバーでも大丈夫なのです、、!

下記はアルコール血中濃度により罰金やチケットを切られる基準、
身体が危険な状態に陥る基準を記載しています。

0.05%..警察からはチケットを貰わないけど、州によっては罰金の対象
0.08%…飲酒運転として警察からチケットを切られます。
0.30%…アルコール失神が起きる可能性あり。
0.40%..昏睡状態、または2度と目を覚まさない可能性も、、、。

 

 

どうやってお客さんが酔っぱらったか見極めれば良いの?

血中アルコール濃度を店側が図るのは不可能なので
どの程度飲んだかというのを観察する必要があります。

その時に役に立つのがスタンダードドリンクです!
スタンダードドリンクは各国により定義が違う様ですが、
カナダの定義は0.6OZ(13.6g)
1杯に0.6ozのアルコールが含まれているドリンクを1杯とカウントします。


例)アルコール度数4%、容量16ozのビールはスタンダードドリンクでしょうか?

計算例 ビール 16OZ × 4%(0.04)= 0.64

答え:スタンダードドリンク

スタンダードドリンクを1杯と考えて
お客さんがどの位飲んでいるかを計算することが出来ます。

アルコールを分解するのにかかる時間は1杯につき1時間です。(スタンダードドリンクの場合)

 

各アルコールの大体の度数はコチラ

ビール:3.5 から 9% 
ワイン:12 から 13% 
スピリッツ: 40%~

 

他にも、、
➀入店した時と飲み始めてから話し方や態度の変化を観察する
(例 声が大きくなった、態度がそっけなくなった、話さなくなった、他のお客さんへ声をかけ急にフレンドリーになる など)

②その他行動を観察
(例 ドリンクを飲むときにストローを掴むことが出来ず探してる、トイレへ行く時ふらつく、つまずく、大きな音を立てる、財布からカードを取る時に手がおぼつく など、、)


 

お客さんとの間でトラブルが起きた場合

トラブルが起きる前に未然に防ぐというのがとても大切ですが、
万が一トラブルが起きてしまった場合の対応がコチラ。

 

記録する



トラブルが起きた時に事の詳細を記録します。
そしてマネージャーや責任者に伝えましょう。
目撃者がいる場合はその人たちからも記録をとりましょう。

また未成年者や既に飲酒やドラッグを使用している、
店内で問題を起こしたなどで入店拒否をした場合も
日付や時間、起きた出来事を記録しておく必要があります。
(これは例えば入店拒否をした人物が店に立ち寄った後に事故や、
問題行動を起こし、警察に尋問され勤務先の店に立ち寄った事を話した場合、
”お酒の提供をせず入店拒否をした”や”どの様な対応を店で行ったか”
という証拠を残しておく為です。)


 

まとめ

今回はSIRについて、
より大事だなと思う部分のみ抜粋してまとめてみましたが
いかがでしたでしょうか?


少しでもお役に立てたら嬉しいです、、!


アルコールを提供する側の責任というのが
日本と大きく違うと思いますが、
理解をした上でカナダでも楽しく一緒に働いていきましょー!😊


それでは今日はこのへんで~
たんみか🌻

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