こんにちは、たんみか🌻です☺
後編参りたいと思います。笑
前編をまだ読まれてない方は、
こちらを読んでから本記事読んで頂けると嬉しいです😊
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ホストファザーが珍しくブチ切れたにも関わらず、
ホストマザーは
ホストマザー:自分の身は自分で守れるから大丈夫!何か起きた場合に備えてベアペッパー(催涙スプレー)も持ってるから心配しないで!
辞める気まったくなし。笑
その言葉に呆れたホストファザーは
自分の部屋に戻っていきました。
そこから(ホストマザーにとって)長い夜が始まりました。
私は自分の部屋に戻り、
ドキドキ、ソワソワしながらも
いつしか眠りに落ちていました。
そして迎えた朝🐓
目覚まし時計とともに起き、
ホストマザーのもとへ向かってみると、、、
残念そうな、そしてとてつもなく眠そうなホストマザーの姿。
恐る恐る話しかけてみると、、
たんみか🌻:くま🐻は、、昨夜来たの、、?
するとホストマザー、
それが、、来なかったの、、。
一晩中見張ってたのに残念、、。
おかげで仮眠すらとれなかったから
凄く眠い、、、😓
それを聞いて、
私はくまが来なかったこと&ホストマザーの身になにもなくて良かったと安心しました。
そんな会話をしている中、
ホストファザーもとても眠そうな様子でリビングへコーヒーを淹れに来ました。
ホストマザーが心配であまり寝れていなかった様子。
しかしホストマザー、
ホストマザー:でもきっとまた来るに違いないから、次の機会まで待とう!😊
たんみか🌻、今日は朝ごはん食べた後、隣のファームへ行こう!🐻の情報収集もしたいし♬
、、、。
くまの話しをするととにかく嬉しそうなホストマザー。
くまの話しをする度、私の心臓は違う意味でドキドキしているのですが、、、。苦笑
隣のファームから、
家に向かっている時のことでした。
別の近隣ファームから1本の電話がホストマザーの元へ入る。
電話を切った後、
ホストマザーは私の方を見て嬉しそうにしている。
私はとても嫌な予感がしました。
ホストマザー:たんみか🌻!くまが戻ってきた!!!
近隣ファームに今いるみたい!!たんみか🌻もカメラに収めたいでしょ?家にカメラ取りに帰ってそのままそのファームへ見に行こう!!!今日の仕事はお休み!!!
ホストマザーは本当に不思議な力を持っている人だと思います。
くま🐻に遭遇することをとてつもなく恐れていたのに、
とっても嬉しそうな表情でくまに会いに行こう!!!と言われると
何だか私も見に行ってみたくなっていました、、。(カメラに収めたいでしょ?という言葉は口説き文句だった様な気もしますが、、、。笑)
そうは言いつつも、
そのファームへ近づく事に私は緊張し始めていました、、。
人生初の野生のくまとの遭遇。
日本の都会に住んでいた時、
考えたことすらなかった出来事が目の前でいま起ころうとしている、、。
ファームに到着。
ホストマザーは小走りに現場へ向かう中、
私の足取りは少しずつ重くなり、
5歩、10歩とホストマザーの後ろを黙々と付いていきました。
現場に到着。
カメラを構えた私。
しかし、くまが見つからない、、🐻?
大人たちが大きい鍬等を持って、
とても低い声で威嚇しているのが目に入りました。
大人たちが向いている方向をとりあえず撮ってみたのですが、、
どこ?!?!?!
あ。
私は気づいてしまった。
なんと、、
なんと、、、、!!!!!
くまさんって木登り出来るんだ、、、😇
上記の写真はトリミングしてアップしているのですが、
実際の高さは軽く6~7Mは超えていたかと思います😇😇😇泣
しかもしかも、
赤ちゃんくまだったからなのか
信じられない位軽やかに登っていったんですよ!!!😱
この後はどうなったのか。
しばらく木の上でじっとしていると思いきや、、
少しずつ
少しずつ降りてきて地上に戻って来たではありませんか。
その時のたんみか🌻はというと、、、
足がすくんで、
カメラどころではありませんでした👼苦笑
ホストマザーと、ファーム仲間の方達は
木から降りてきたくまに必死に威嚇をして、
森に帰る様促していました。
、、が、努力虚しく森に帰る様子のない赤ちゃんくま。
※ちなみに赤ちゃんくまとはいえ身長は100㎝弱ありました、、、。泣
すると周りがざわつきはじめる。
ホストマザーは手を合わせて何やら祈っている、、。
全く状況が呑み込めていなかったのは
恐らく私1人。
そこへ、1台の車がやってきたのです。
1人の体格の良い男性が下りてきて
その背中にはコンサベーションオフィサ―の文字が。
その時に私はあることに気づきました。
たんみか🌻(胸の内):え、銃を持ってる、、。 まさか、、?
その嫌な予感があたり、
赤ちゃんぐまはなんと
.
.
.
.
殺されてしまいました、、。
しばらく何が起きたのか、
状況がつかめず呆然としていると、
ホストマザーが泣きながら私の元へ駆け寄ってきました。
ホストマザー:たんみか🌻、大丈夫? 野生のくまを見れる良い機会だと思って、たんみか🌻も連れてきたんだけど、こんな結果になるなんて思いもしなかった。ショッキングな光景を見せちゃって本当ごめんなさい。
と言ってハグをしてくれたホストマザー。
初めて見る野生のくま、本物の銃で射撃する男性、そして赤ちゃんくまが間近で打たれて亡くなった光景。
私の頭では処理しきれない情報が一度に入り込んできて、
私はパニックになっていたのだと思います。
ホストマザーのハグで安心したのか、
私も知らないうちに涙を流していました。
そして少し時間が空いた後に、
私が呆然としている間にホストマザーが赤ちゃんくまを射撃した男性(コンサベーションオフィサー)から得た詳細情報を私に話してくれました。
ホストマザー:本当にあの赤ちゃんくまを助けてあげたかった、、。一生懸命ここはあなたのくる場所ではないということを威嚇して伝えたんだけど、、伝わらなかった、、。彼はただエサのとり方が知らなかっただけなのに、、、本当に残念。
たんみか🌻(胸の内):なるほど。
話すとは会話ではなくて威嚇して森に帰すことだったのか、、。
そして私は質問してみました。
たんみか🌻:エサの取り方をまだ知らないってどういうこと?
ホストマザー:あの赤ちゃんくまはね、まだ母親くまと一緒に行動を共にしていなきゃいけない時期だったの。本来母親と一緒にいる時期に森の中でエサの取り方を教えてもらうの。そして母親くまはね、新たな命を授かった時にお腹の中の子供を守るため、赤ちゃんくまを巣から追い出すの。そこでやっと独りで自立していくことが出来るの。いつもはそれが夏の時期だったんだけど、今年はいろいろと異変が起きたみたいで、、、。
たんみか🌻:異変、、?
ホストマザー:うん。今年の冬は例年よりもたくさん雪が降ったせいで洪水被害が出ているでしょ?そのせいで森の中の木の実が例年より少ない状況みたいで、、。あとは、母親熊がすでに妊娠しているみたいなの。エサの取り方が分からないままあの赤ちゃんくまは追い出されて、、木の実が不作ということも重なって森の中でエサがとれず、お腹を空かしてここまで来ちゃったみたいなの、、。
たんみか🌻:なるほど、、。
ホストマザー:でもね、それだけじゃないの。山から下りてきた原因は私たち人間にも原因があるの。
たんみか🌻:え、どういうこと、、、?
ホストマザー:ごみ収集ではない日に、生ごみを入れたごみ箱を家の外にそのまま放置したり、庭でBBQを行った後にしっかり後片付けせず、そのまま食べ物を残したままにしたりとか、、。
山でエサを探すよりも下に降りてきた方が、リスクは高くとも簡単に食べる物が手に入る。こうやってエサの在処を知ったくまたちは何度もエサを求めて私たちの元に戻ってくる。ルールを守らない人たちのせいでこうやって毎年くまが殺されてると思うと本当に残念、、、。 今年は既に私達の街だけで5匹の赤ちゃんくまが殺されたみたい、、。
この話しを聞いて私はとても胸が痛みました。
この赤ちゃんくまが殺されてしまったのは、
私たち人間に危害を加えてしまう可能性があるから、
しかし、山から下りてきたきっかけを作ったのはその私達人間。
年々増え続ける地球温暖化に伴う異常気象。
このきっかけを作ったのも私達人間。
異常気象が原因で作物の不作が起き、
野生の動物達にも影響が出る。
なんだかとても人間のエゴというものを感じました。
お互いがお互いの住むべき場所で気持ち良く生活するには、
人間同士だけでなく、
自然・動物とも共に共存して生きていることをもっと認識して守るべきルールを守ることでこの地球上に存在しているもの全てに対して尊敬を表し、尊重していくことが大切なんだなということを学ばせてもらいました。
、、、何だかとても大きな話しになってしまって何が言いたいの?となってしまっているかと思いますが、
私はいろいろなモノによって生かされているんだということを実感できたのです。
それからというもの
自分の生活を特段大きく何かを変えたということはありませんが、
キャンプへ行った際の食べ物の後始末だったり、
ハイキングで森に入る時、ゴミ出しのルール、庭でBBQをするとき、スーパーで買い物するときに不要なレジ袋はもらわない等の意識は変わりました。
これからも、
大きな事は出来なくとも
小さなことから自分の範囲内で出来ることをコツコツと行っていけたらなと思っています。
この記事を読んで
少しでも何かを考えるきっかけになって頂けたら
嬉しいなと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
それでは今日はこのへんで。
たんみか🌻
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